いかに幸いなことか

「いかに幸いなことか... 主の教えを愛し その教えを昼も夜も口ずさむ人。」詩編1:1, 2

 

皆さんは、今、幸せででしょうか。そして、これからの人生、幸せな人生を送りたいと思っていますでしょうか。

今日は、幸せな人生を送るにはどうしたらいいかということについて、お話しします。

 

幸せな人生を送るための一つ目の秘訣は、「神に逆らう者」「罪ある者」「傲慢な者」のように生活しないことです。

「神に逆らう者、罪ある者、傲慢な者のように生活しない」というのは、「主の教えに従う生活」と比べると、消極的に聞こえるかもしれません。

でも、神様に背いて生きる人たちと同じように歩まないことは、それだけでも、充分に幸せになることができます。

もし、イエス様と出会っていなかったら、、、

もし聖書を知らなかったら、、、

わたしたちはどのような生き方をしていたでしょうか。

人の悪口を言ったり、人のものを勝手に盗ったり、いじめたり、喧嘩をしても謝らなかったり、、、

それが当たり前だったかもしれません。

喧嘩や悪口ばかりの人生よりも、少しでもそれを減らして生きる方が、はるかに幸せになれます。

神様がそのことを喜ばれ、祝福してくださるからです。

 

それに比べて神様に背いて生きる人たちは「風に吹き飛ばされるもみ殻」のようです。

麦を空中に投げると、軽いものは風に飛ばされてしまいます。重いものはそのまま下に落ちます。昔の人は、そうやって中身のある良い麦と中身のないもみ殻を選び分けました。

もみ殻は軽くて、いらないものなので、焼いて捨ててしまいます。もみ殻は農家の人が作った作物の一部でもありますが、作った人自身によって捨てられてしまうのです。

 

神様に背いて、自己中心で傲慢な生き方をしていると、中身がないもみ殻のようになってしまいます。

罪ある者は人間社会で信用されなくなってしまいます(罪あるものは神に従う人の集いに耐えない)。

神様に逆らう者は、裁判所や政府のような正義の場で居場所がなくなります(神に逆らうものは裁きに堪えず)。

ですから、神様に背いて生きる人たちと同じように歩まない人は、それだけでも充分に「幸いなこと」なのです。

 

二つ目の、幸せな人生を送るための秘訣は、いつも主の教えを愛し、その教えを口ずさむことです。

「主の教え」は元々の言葉では「トーラー」と言います。

「トーラー」は「律法」とか「掟」と訳されて、モーセ五書やモーセの十戒を意味することが多いのですが、ここでは「主の教え」と訳されています。

「トーラー」という言葉の、もともとの意味は、神様が人間に与えた人生の案内・教訓・基準のことを表しますから、ここに出てくる「主の教え」は「律法」とか「掟」のことだけではなく、聖書全体の教えのことだと言うことができます。

 

聖書は、創り主なる神様が人間を創った意味に沿って書いた案内書・指導書のようなものですから、その根源的な意味を無視して過ごせば、人生がむなしいものになるのは当然です。

本当の幸せをつかむには、聖書の教え、「主の教えを愛し」喜ぶことが大切です。

 

それでは、聖書の教えを愛し、喜ぶことができるようになるには、どうしたらよいでしょうか。それが「口ずさむ」ということです。

「口ずさむ」という言葉は「小さな声で読む」という意味ですが、元々の言葉には「黙想する」とか「静かに想う」という意味もあります。

ですから「主の教えを昼も夜も口ずさむ」というのは、神様のお心を、しっかりと受け止めようとして、祈りつつ真剣に耳を傾けて、書かれている内容について深く思いを巡らす、ということを表しています。

 

そのようにして「主の教えを愛し、昼も夜も、いつもその教えを口ずさむ」人は、流れのほとりに植えられた木のように、時が巡りくれば実を結び、葉もしおれることがありません。その人のすることはすべて栄えます、繁栄をもたらします。

 

わたしたちは、それぞれ別々の場所で生まれ、育ちました。

そのわたしたちは、キリスト・イエス様を信じて、この流れのほとりへ移されています。

流れは神のみ言葉で、聖霊様が共にいてくださいます。

あとはその水を受け取るだけでいいのです。

流れのほとりに植えられた木は、水が豊かに与えられますので、自然に葉が生い茂り、豊かに実を結びます。

それと同じように、流れてくる主の教えを受け取るだけで、当然の結果として幸せな人生を送ることができるようになります。

時として時間がかかることもありますが、イエス様はわたしたちを忘れることは決してありません。必ず約束を成就してくださいます。

 

「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)

「わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人のうちから生きた水が川となって流れ出るようになる。」(ヨハネ7:38)

 

このようにお約束して下さったイエス様に信頼し、御言葉とともに、御言葉を口ずさみながら、聖霊様の助けをいただき、主の恵みの中を歩み続けていきたいと思います。

そして、家族や友達にも、この恵みを教えつたる勇気もいただけるよう祈りたいと思います。


教案:日本キリスト教会日曜学校2018.06.03

聖書箇所:詩編1編

御言葉:詩編1:1, 2

「いかに幸いなことか... 主の教えを愛し その教えを昼も夜も口ずさむ人。」

参考:日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 教案2014.02.09