ルツとナオミ

「あなたの民はわたしの民

 あなたの神はわたしの神。」ルツ1:16

 

ベツレヘムの街にエリメレクとナオミといういう夫婦が住んでいました。

このベツレヘムは今から2000年前にイエス様がお生まれになった街です。

 

そのベツレヘムに飢饉が起こったため、食べるのに困ったエリメレクとナオミは、二人の息子を連れて外国のモアブに移り住みました。

やがてエリメレクが死に、ナオミと二人の息子が残されました。

二人の息子たちはモアブ人の女性と結婚しましたが、この二人の息子たちも死んでしまいました。

そしてナオミと二人のお嫁さん、ルツとオルパが残されてしまいました。

 

夫も息子も亡くして、これからどうすればよいのかと悲しんでいたナオミのもとに、明るいニュースが届きました。

故郷のベツレヘムで、飢饉が去り、作物がまた取れるようになったというのです。

 

ナオミは二人のお嫁さん、ルツとオルパと一緒にベツレヘムに帰ろうと出発しましたが、途中で考え直して、彼女たちをモアブの実家に帰すことにしました。

「あなたたちはモアブにある自分の家に帰りなさい。もう一度結婚して、幸せに暮らしなさい。」

実家で再婚して暮らした方が、彼女たちにとって幸せだろうとナオミは思ったのです。

 

そうするとオルパは別れるのが悲しくて、泣きながら「お母さん、さようなら」と去って行きました。

ところが、ルツはナオミから離れようとはしませんでした。

 

今日の聖書箇所をもう一度、みんなで読みましょう。

「あなたの民はわたしの民

 あなたの神はわたしの神。」

 

モアブの人たちは本当の神様、まことの神様を知りませんでしたが、ルツは、ナオミと一緒に暮らすうちに、ナオミの信じる神様が本当の神様だと信じるようになり、まことの神様に従いたいと願うようになっていたのです。

 

ルツの固い決心を知ったナオミは、説得をあきらめて、ルツをベツレヘムへ連れて行くことにしました。

 

このようにしてナオミは故郷のベツレヘムに帰ってきました。

ルツにとっては知らない外国の土地で、ドキドキしていましたが、ナオミと一緒に暮らすために、ルツは早速仕事に出かけて行きました。

 

その頃、貧しい人たちは、麦畑で収穫されたあとにこぼれ落ちた麦の穂を拾って、もらうことが許されていました。ルツは、この落ち穂拾いの仕事に出かけました。朝早くから麦畑に行き、せっせと麦の穂を拾い集めました。

そんなルツを、感心したように見つめる人がいました。

畑の主人であるボアズという人です。

 

ボアズはルツに話しかけました。

「あなたは自分の国を離れてこの土地に来て、お母さんのお世話をしているそうですね。

 神様があなたを豊かに祝福してくださるように。」

 

ボアズがとても親切にしてくれたので、ルツはたくさんの麦の穂を集めることができました。

 

麦の穂をどっさり抱えて帰って来たルツを見て、ナオミはびっくりしました。

ルツからボアズのことを聞いたナオミは、ボアズが親戚だということに気がつき、神様の不思議な導きを知って、ナオミはますます驚きました。

ナオミは、「ルツには幸せになって欲しい。やさしいボアズとルツが結婚できれば良いのに」と思いました。

 

そして、ナオミが願ったとおり、ルツとボアズは結婚することになりました。

二人にはかわいい赤ちゃんも生まれました。

おばあちゃんになったナオミはルツとボアズの赤ちゃんを抱いて、とても幸せそうでした。

 

この赤ちゃんはオベデと名付けられましたが、オベデは有名なダビデ王のおじいさんであり、救い主であるイエス様の遠い先祖でもあります。

 

本当の神様を信じて従うことを選んだルツに、神様は素晴らしい祝福を与えてくださいました。

 

皆さんは、これから勉強や部活動などで、とても忙しくなると思います。

そんなときでも、神様から素晴らしい祝福を与えられたルツのように、本当の神様に信頼して、まことの神様に従うことを忘れないようにして欲しいと思います。

 

救い主イエス様こそが、本当の神様、まことの神様です。

わたしたちの思いを超えた祝福を与えてくださるイエス様に信頼して、従って行きましょう。


教案:成長151025

「ルツとナオミ」ルツ記

聖書箇所:ルツ記

テーマ:まこと(本当)の神に従う。

暗唱聖句:ルツ1:16

「あなたの民はわたしの民
 あなたの神はわたしの神。」