助け出されたロト

「キリストは、今の悪の世界から私たちを救い出そうとして、私たちの罪のためにご自身をお捨てになりました。」ガラテヤ1:4

 

先週は、アブラハムのところに二人の御使いが現れたお話しでした。

神様は、悪いソドムの町を滅ぼすために、二人の御使いをお遣わしになりましたが、アブラハムは「たった十人でもソドムに正しい人がいたら、町を滅ぼさないでください」と一生懸命お祈りをしました。

 

今日は、その二人の御使いがソドムに到着したところから始まります。

 

その日の夕方のことです。ソドムの町の門の所に、アブラハムの親戚のロトがいました。

そこへ、神様が遣わした二人の御使いが到着しました。

アブラハムの親戚のロトは、二人を見ると、旅人だと思って丁寧に挨拶をしました。

「旅でお疲れでしょう。うちに泊まって、ゆっくりお休みください。」

二人の御使いは、ロトがぜひにと勧めたので、ロトの所に泊まることにしました。

 

その夜のことです。町の人々が大勢でロトの家を取り囲んで、わめきたてました。

「おい、ロト! おまえの家に泊まっている男たちを出せ!」

町の人々は悪いことをしようとたくらんでいました。

そこで、ロトは一人で家の外に出て、言いました。

「だめですよ。あの人たちはお客様なのですから」。

すると人々は、

「おまえはよそから来たくせに、偉そうなことを言うな!

 おまえを先に痛い目に遭わせてやる!」と言って、ロトに襲いかかり、家の戸を壊そうとしました。

 

二人の御使いはそのとき、手を伸ばして、ロトを家の中に引き入れて助けました。

そして、言いました。

「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。

 あなたの婿や息子や娘などを皆つれてここから逃げなさい。

 実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。

 大きな叫びが主のもとに届いたので、

 主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」

 

驚いたロトは、大慌てで娘たちのお婿さんの家に駆けつけて、「ソドムの町が滅ぼされる!」と知らせました。ところがお婿さんたちは、「何を言っているんですか。冗談でしょう。」と本気にしてくれません。

 

夜が明けるころ、御使いたちはロトをせかしました。

「さあ、今すぐ奥さんと娘たちを連れて、この町から逃げなさい。

 そうしないと、あなたたちも滅ぼされてしまいます」。

でも、ロトはためらっていました。

自分の家や財産が惜しかったのかもしれません。

ソドムの町の暮らしが嫌いではなかったからかもしれません。

御使いたちは、ぐずぐずしているロトの手をぐいっとつかみ、奥さんと二人の娘の手もつかんで、町の外まで連れ出しました。

「命がけで逃げなさい。

 決して後ろを振り返ってはいけません。

 立ち止まらずに逃げなさい。」

ロトたちは必死に走りました。

太陽がすっかり上がった頃、ロトたちはツォアルという町にたどり着きました。

そのとき、神様が天から火を降らせて、ソドムの町を焼き尽くされました。

ロトの奥さんは、御使いの言うことを守らずに、ソドムの町を見ようと後ろを振り返ったので、塩の柱になってしまいました。

 

アブラハムは、神様にお祈りした場所からソドムの町を見下ろしました。町はすっかり焼き尽くされ、煙が立ち上っていました。

アブラハムは「十人の正しい人がいれば、ソドムの町を滅ぼさないと」神様と約束しましたが、正しい人は十人も、ソドムにはいませんでした。

 

けれども、神様はアブラハムの祈りを覚えておられ、ロトを滅びから救い出してくださいました。

 

神様は、悪いことをする者に罰を与え、罪をさばく正しいお方です。

でも、悪いことをしてしまうわたしたちを赦すために救い主イエス様を送ってくださいました。

わたしたちを罪から救い出すためにイエス様をお与えくださいました。

 

神様がアブラハムとお約束なさったように、罪を悔い改めてイエス様を信じるなら、罪のさばきから救われます。そして、悪から離れて神様に従う新しい命を与えてくださいます。

今日の聖書箇所をもう一度、一緒に読みましょう。

「キリストは、今の悪の世界から私たちを救い出そうとして、私たちの罪のためにご自身をお捨てになりました」。

イエス様は、火で焼き尽くされたソドムの町からロトを救い出してくださったように、わたしたちを滅びから救い出してくださいます。

イエス様は、そのためにご自身をお捨てになり、十字架にかかって死んでくださいました。

 

みんなも、イエス様を信じて、悪から離れて、神様に従って歩むことができるように祈りましょう。


教案:成長150628

聖書箇所:創世記19:1-29

テーマ:神のさばきとあわれみ。

暗唱聖句:ガラテヤ1:4

「キリストは、今の悪の世界から私たちを救い出そうとして、私たちの罪のためにご自身をお捨てになりました。」