悪霊を追い出された男

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」ルカ8:39

 

今日は、イエス様が悪霊に取り憑かれた男の人を癒したお話しをします。

イエス様とお弟子さんたちが、舟に乗り、ガリラヤ湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた時のことです。

そこには、長い間悪霊に取り憑かれている男の人がいました。

聖書に出てくる悪霊は、悪魔が人の心に送り込む悪い霊のことです。心と体に悪い影響を及ぼします。

この悪霊に取り憑かれた人は、服も着ずに、家を出て、墓場に寝泊まりしていました。この人は、非常に凶暴で、暴れないように手や足を鎖と足かせで縛られていました。でも、ものすごい力で引きちぎってしまいます。この男の人自身も、周りの人もどうすることもできませんでした。

 

舟から降りたイエス様はそんな男の人に出会い、この人の中の悪霊に向かって、お命じになりました。

「その人から出て行け!」

すると悪霊は、ひれ伏して大声で言いました。

「神の御子、イエス様。お願いですから、私を苦しめないでください!」

 

ちょうど山のそのあたりに、人に飼われている豚の群れがいました。

イエス様は悪霊に、その豚の群れに入ることをお許しになりました。

するとたちまち、悪霊は男の人から出て行き、豚の群れに入りました。

そして悪霊が入った豚たちはドドドと崖を駆け下りると、次々と湖になだれ込んで、溺れ死んでしまいました。この出来事を見ていた豚の飼い主たちは恐ろしくなって逃げ出し、町や村を回って人々に話しました。

 

そこで、話を聞いた人々がイエスさまのところに集まってくると、イエス様の足元に男の人が座っています。その人は、長いこと悪霊に取り憑かれて、墓場に住んでいた人でした。その人がちゃんと服を着て、きちんと座っているのです。人々は「これはどうしたことだろうか」と不思議に思いました。

イエス様のお言葉によって、悪霊が男の人から出て行き、豚の群れが湖に飛び込んだことを詳しく聞くと、みんなはイエス様の力に恐ろしさを感じて、「ここから出て行ってください」とイエス様にお願いしました。

イエス様のことを誤解して怖がったまま拒否してしまうなんて、残念なことです。

イエス様は弟子たちと舟に乗って帰ることになさいました。

 

すると、悪霊を追い出していただいた男の人は心からイエス様に感謝して、「あなたのお供をさせてください。お手伝いがしたいのです」と熱心に願いました。

けれどもイエス様は、このようにおっしゃいました。

「いいえ。神様があなたにどんなに素晴らしいことをしてくださったか、帰って行って、みんなに話してあげなさい。」

イエス様のことを拒否してしまった人々の土地で、神様の愛を伝える働きをおまかせになったのです。

それは、実際に苦しみから自由にされたこの人にしかできない大切な働きでした。

この男の人は喜びにあふれて、イエス様のお力と自分に与えられた恵みを伝えました。。

そんな男の人の生き生きとした姿は、イエス様のすばらしさを表す何よりの証拠になったのだと思います。

 

今日の暗唱聖句を読みましょう。

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」

皆さんは、神様が自分にしてくださったことで、心に残っている出来事がありますか?

今日のお話しで出てきた男の人のような劇的な経験はないかもしれませんが、日々の中で感じたイエス様の助けや、お祈りに答えてくださったことなど、小さなことだと思えることも、それは皆さんが伝えることのできる証しです。


教案:成長160424

「悪霊を追い出された男」

聖書箇所:ルカによる福音書8:26-39

テーマ:神がしてくださったことを証しする。

暗唱聖句:ルカ8:39

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」