聖霊降臨

「一同は聖霊に満たされ、“霊” が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」使徒2:4

 

ついに、その日が来ました。ついに、その日が成就しました。

今日は、五旬祭、ペンテーコステーの日です。約束された聖霊が降臨した日。全世界の教会が誕生した日を記念する日です。

十字架の贖罪の死から復活されたイエス様が、天に昇られる前にお話しになった約束、「あなたがたの上に聖霊がくだると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」。

イエス・キリスト様は天に昇り、父なる神様の右の座に着かれて、やくさくされた聖霊をお遣わしになりました。

 

この出来事が起こった日は、イエス様の復活から七週目、ユダヤ人たちが小麦の初穂をささげる感謝のお祝いをする五旬祭、ペンテーコステーの日のです。イエス様の弟子たちが、いつものように集まっていました。

突然、激しい風のような大きな音が天から響いてきて、弟子たちが集まっていた家全体に響き渡りました。

この世のものとは思えないほどの、ものすごい音と響きだったので、何事が起こったのだろうかと、大勢の人たちが押しかけてきました。

「あー、なんだ、なんだ。こんなにものすごい音は、今までに聞いたことがない。一体何が起こったんだ。」

あまりにも、大きな音に驚いて三千人以上の人たちが集まってきました。

 

するとなんということでしょうか。

燃える火のような舌、この舌です。この燃える火のような舌のような形をしたものが現れて、弟子たち一人ひとりの上にくだってきました。弟子たちは百二十人ほどいました。その一人ひとりの上に、燃える人のような舌が降りました。

イエス様が約束された聖霊がくだってきた瞬間です。

すると弟子たちは、一人ひとりが違う国の言葉で話し始めました。弟子たちはみんな、ガリラヤの人でしたので、他の国の言葉は話すことができないはずです。

イエス様が天に昇られる前にお話しされた約束、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」

聖霊を受けて、キリストの証人となる力を受けた弟子たちに与えられた能力は、他の国の言葉を話す力でした。

聖霊によって与えられた力によって話されたほかの国の言葉は、大きな音に驚いて集まってきていた三千人以上の人たちが聞いていました。。

「なんということだ。あの人たちは皆ガリラヤの人なのに、私たちの国で使われている言葉を話しているではないか。」

集まってきた人たちの国というのは、パルティア、メディア、エラム。また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、フリギア、パンフリア、エジプト、キレネに接するリビア地方。ローマから来た人もいました。クレタ、アラビアから来た人もいました。なんだかよくわかりませんが、わかりやすく言うと、世界中の人たちが、それぞれ、自分の国のことがで、神様の偉大な働きを聞いたというのです。

人々は皆驚いて言いました。「これは、一体どういうことなのだろうか、不思議なこともあるもんだ。」

 

この日、五旬祭、ペンテーコステーの日。約束された聖霊がくだされ、世界中の言葉で、神様の偉大な働きについて、福音が語られました。そこで三千人の人たちが救われ、教会が誕生しました。

世界のすみずみにまで、福音を響き渡らせるために、聖霊は来られました。教会は、地域社会に、そして世界のすべての民族の中に、福音を激しい風が吹いてきたかのように力強く響かせます。

聖霊は、キリストを証しする霊です。聖霊様は、わたしたち一人ひとりの上に止まり、その中に住んで、炎の舌となって、キリストを語り伝え、キリストの証人として、その救いを証言します。聖霊は、消えることない、炎の舌のしるしとなって、キリストの証しを全世界の全民族に向けて語られます。

世界宣教に向けて、聖霊は世界のすべての民族の言葉を与えてくださいました。宣教の言葉に、神様の偉大な働きを語る証言に、特別な力を与えられます。消えることのない人なって、一人ひとりの上にとどまって。

 

今、ここにいるわたしたち一人ひとりにも、信仰に入るとき、同じように聖霊をいただきます。キリストを信じて、聖霊をいただかない人は、一人もいません。「アバ、父よ」「天のお父さん」と呼びかけることができるのは、聖霊を受けた証拠です。

わたしたちも、聖霊を受けたものとして、キリストの証人となる力を与えられたものとして、神様の偉大な働きについて、福音を語り続けたいと思います。


教案:日本キリスト教会 日曜学校2017.6.4

聖書箇所:使徒言行録2:1-13

御言葉:使徒2:4

「一同は聖霊に満たされ、“霊” が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」